よあけの周波数
明け方の観測室で、ひとつの信号を聴き続けている。規則正しく、十秒に一度。もう十日になる。
機械のようで、機械ではない。声のようで、声ではない。近いのは、遠くの部屋から壁越しに聞こえる、誰かの寝息だ。規則正しくて、生きていて、こちらの都合とは無関係に続いていて、聴いているうちに、自分の呼吸の方が合わせにいってしまう類の音。
研究者がデータについて語れる段階には、まだない。今はまだ書けないが、いずれ全てを書く。それがどんな形の「全て」になるのか、書いている本人にもまだ見えていないが、約束だけ先にしておく。この記事の続きは、いつか必ず。
望むらくは、その続きを読むのが、耳の良い人でありますように。(相原)
匿名 2021-02-15 03:12
先生、記事の続きはもう読めないのですか。あの言葉を検索窓に入れてみましたが、勇気が出ません。